スピカのなんとか生きる日記

30代、男、ゲイ、毒親育ち、現在無職のなんとか生きる日記

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

人を雇うにも、人が辞めるにも

ワレガワレガな人が怖い 『みんなでやろう』を標榜し、上司部下がない会社に、近隣のアジア圏出身の方が役員待遇で入社してきた。取締役のひとりと同じ出身だそう。大まかな日本語は理解できるが、込み入った話は難しい。そして、彼は声が大きいが具体的なこ…

転職人生〜うまく飛べない渡り鳥〜

はじめての転職、合う上司の登場 デジタル化が進まず加齢臭のする、声がでかけりゃいい職場からの反動。私は次の会社にベンチャーを選んだ。 面接時から、上司に当たる面接官との会話が弾んだ。仕事に対する考え方やスタンスを誇張することなく素直に伝えら…

仕事ってどんなものかしら?

上司の背中:威圧感や不機嫌さで人を支配する ワクワク新卒。労働とはどんなものかな。最初の配属は本社ではなく、所謂現場。OJTで学んでねスタイル。スーツは着ない。バイトみたいなシフト制。簡単だが量が多い事務作業。朝から晩までの電話応対。人力でな…

聞かないで、『あなたはどんな人ですか?』

大学3年生、就活、就活、就活、不況に地震 就活。先延ばし先延ばしにしていた、『やりたいこと』を明確にしなければならなかった。しかも、自分の中で確立させるだけではなく、『会社』に向かってそれをアピールしなければならないと言う。何それ、怖い。逃…

(毒)親元を離れて暮らす

ほんとうの意味での『ひとり暮らし』 生活保護から抜けて、自分の国民健康保険証を作った。もう生活保護の子として、生活が守られなくなった。病院にはあまり行かないようにしないとな、と誓った(直ぐ歯医者に通うこととなる)。国民年金は猶予の申請。年取…

貧困に直面、受け止めきれず機能停止

世の中、やっぱり金、金、金 高校3年生。受験。人生の集大成と言わんばかりに、教師たちは生徒を囃し立てた。運動部の子も引退して、勉強に集中するようになって、ピリピリしたムードが漂い始めた。いよいよ大学受験が目の前に迫ってきた。私の頭の中は、受…

全部は叶いません〜あなたは希望をもって生きてはいけない人間です〜

せんせい攻撃 高校2年生になった。男の、人の感情について理解するのが得意でない、若しくはそういうスタンスを持たない教師が担任になった。ロボットみたいな喋り方の、表情の乏しい男だった。進級後すぐに、『これまでの1年を振り返ってどうだったか』を点…

希望に満ち満ちた高校生活

適応失敗 高校1年生 高校生活、中学時代はあれほど調子に乗っていたのが嘘のような時期。結論から言って、高校生活丸々3年間全くうまくいかなかった。よく通って、卒業できたな、と今なら褒めてあげたい。小中学校は、見知った人が多い環境で、『おかま』な…

似て非なるもの〜Who Is She?〜

安寧、決着、そして忘却〜中学3年生〜 初めての受験。成績はすこぶる良かった。学校以外でも1番をとった。30数年生きてきて、今のところこれがこの世の春だった(これからまた春が来ることを祈るばかり)と思う。井の中の蛙、人生の中で唯一調子に乗っていた…

ハイテンションママ

中学2年生 この夏の母も、調子が鰻登りだった。稀に見る絶好調。トイレでいきなりぶっ倒れたのだ。貧乏長屋のトイレは汲み取り式。トイレの真向かいにある水しか出ない風呂場で、行水をしていたら、ドタドタドタッッと大きな音。慌てて風呂場の戸を開けると…

優等生の荒くれ思春期

中学生、制服、少し大人になった気分。見たことない子もいっぱい。 プリテンダー 中学校生活は、両極端だった。学校生活の面では発見が多かった。目標を見つけて達成する面白さ、努力、風変わりではみ出していた人間が、ある種認められることにより集団内で…

疲れ始め、堪忍袋

母の夏、始まる 夏は、母が絶好調になる季節だ。この年の夏も、彼女は飛ばしていた。昼夜逆転し、働いてもいない、動きもしないので、数日眠れなくなる時があるらしい。それが夏の暑さと合わさると、体力的に堪えて、幻覚を見るようになるのだ。何もないとこ…

結局相性

学校生活、結局評価者との相性なのね(遠い目) 小学校4年生。この頃には、そこそこ自分で支度して、一人で学校に通っていた。初めて男の先生が担任になる。しかも新任。その先生は、お気に入りの生徒には優しするが、私は優遇されていなかった(と私は感じ…

ピカピカの1年生、感じる不条理

持っていくものが持っていけない 小学校に上がる前に必要なもの:ランドセル。ピカピカの1年生にならんとする私の手元には、ランドセルがなかった。ギリギリまでなかった。近年の言葉で言うと、『ネグレクト』的な状態にあった私は、小学生の当たり前、ラン…

貧乏長屋と砂糖時代

暗くて寒い冬 義父との離婚を機に、母と私は母の実家近くに引っ越しをした。貧乏長屋、同じ建屋が並ぶドブ川沿いの家。灰色のトタンでできたその家々に住まう人々は、低所得者が多かった。川を挟んで向こう岸の家々は、豪邸が並び田舎ながらに富める者とそう…

結婚生活〜It Didn’t Last So Long、案の定〜

母の結婚、妊娠、出産 母が結婚をした。できちゃった。スナックでアルバイトをしていた母は、またもや客の男と恋仲になり、子を授かった。今度は、独身の、真面目な、姑と義妹付きの男。結婚する段になり、母は既に2人子どもがいることを男とその家族に伝え…

非力な子どものための家〜maison des enfants〜

前にいた孤児院から、18歳まで面倒を見てくれる児童養護施設に移った。同い年くらいの小さい子ばかりがいて、手を焼いてくれる先生の元で遊んでいた孤児院を移り、年の離れた子どもたちの、社会規律がある生活を求められるところに。もちろん先生は優しくし…

孤児院で受けた庇護、愛情

生まれて半年程度、乳も離れない頃、私は孤児院へ預けられた。朧げな幼少期の記憶の始まり、思い出せる一番昔の記憶は、孤児院にいた頃の記憶。 先生ありがとう 最初に担当してくれた先生は若くて優しい女の先生だった。でもなぜか私は、別の子どもの担当を…

誕生秘話〜ハナからケチが付いた〜

生まれるに至るあれこれ 子どもの誕生、それは世の中的にはめでたく、家族総出で喜ばれるもの。で、あることが多いが、私の場合はそうでもなかったようだ。私は、よくある、水商売の女と、妻子持ちの客との間に生まれた子だ。妊娠が発覚した時点で、男は女に…

人生、振り返ってみる

ざっくりとした私の状況 30代中後半、男、無職、それで@Tokyo。側から見れば、俗に言う、「弱者男性」。その実、LGBT界隈のG。無職、、、しかも丸々1年間の。理由は『合わない職場に疲れて病気』のあるあるパターン(鬱ではないけど)。身体壊してまでやる…