スピカのなんとか生きる日記

30代、男、ゲイ、毒親育ち、現在無職のなんとか生きる日記

2024-04-04から1日間の記事一覧

貧困に直面、受け止めきれず機能停止

世の中、やっぱり金、金、金 高校3年生。受験。人生の集大成と言わんばかりに、教師たちは生徒を囃し立てた。運動部の子も引退して、勉強に集中するようになって、ピリピリしたムードが漂い始めた。いよいよ大学受験が目の前に迫ってきた。私の頭の中は、受…

全部は叶いません〜あなたは希望をもって生きてはいけない人間です〜

せんせい攻撃 高校2年生になった。男の、人の感情について理解するのが得意でない、若しくはそういうスタンスを持たない教師が担任になった。ロボットみたいな喋り方の、表情の乏しい男だった。進級後すぐに、『これまでの1年を振り返ってどうだったか』を点…

希望に満ち満ちた高校生活

適応失敗 高校1年生 高校生活、中学時代はあれほど調子に乗っていたのが嘘のような時期。結論から言って、高校生活丸々3年間全くうまくいかなかった。よく通って、卒業できたな、と今なら褒めてあげたい。小中学校は、見知った人が多い環境で、『おかま』な…

似て非なるもの〜Who Is She?〜

安寧、決着、そして忘却〜中学3年生〜 初めての受験。成績はすこぶる良かった。学校以外でも1番をとった。30数年生きてきて、今のところこれがこの世の春だった(これからまた春が来ることを祈るばかり)と思う。井の中の蛙、人生の中で唯一調子に乗っていた…

ハイテンションママ

中学2年生 この夏の母も、調子が鰻登りだった。稀に見る絶好調。トイレでいきなりぶっ倒れたのだ。貧乏長屋のトイレは汲み取り式。トイレの真向かいにある水しか出ない風呂場で、行水をしていたら、ドタドタドタッッと大きな音。慌てて風呂場の戸を開けると…

優等生の荒くれ思春期

中学生、制服、少し大人になった気分。見たことない子もいっぱい。 プリテンダー 中学校生活は、両極端だった。学校生活の面では発見が多かった。目標を見つけて達成する面白さ、努力、風変わりではみ出していた人間が、ある種認められることにより集団内で…

疲れ始め、堪忍袋

母の夏、始まる 夏は、母が絶好調になる季節だ。この年の夏も、彼女は飛ばしていた。昼夜逆転し、働いてもいない、動きもしないので、数日眠れなくなる時があるらしい。それが夏の暑さと合わさると、体力的に堪えて、幻覚を見るようになるのだ。何もないとこ…

結局相性

学校生活、結局評価者との相性なのね(遠い目) 小学校4年生。この頃には、そこそこ自分で支度して、一人で学校に通っていた。初めて男の先生が担任になる。しかも新任。その先生は、お気に入りの生徒には優しするが、私は優遇されていなかった(と私は感じ…

ピカピカの1年生、感じる不条理

持っていくものが持っていけない 小学校に上がる前に必要なもの:ランドセル。ピカピカの1年生にならんとする私の手元には、ランドセルがなかった。ギリギリまでなかった。近年の言葉で言うと、『ネグレクト』的な状態にあった私は、小学生の当たり前、ラン…

貧乏長屋と砂糖時代

暗くて寒い冬 義父との離婚を機に、母と私は母の実家近くに引っ越しをした。貧乏長屋、同じ建屋が並ぶドブ川沿いの家。灰色のトタンでできたその家々に住まう人々は、低所得者が多かった。川を挟んで向こう岸の家々は、豪邸が並び田舎ながらに富める者とそう…